よしりん先生、
再び登場でーす
中森明夫氏に勧められて
NHKの朝ドラ 『あまちゃん』 を
見るようになった。
宮藤官九郎、大したものだ。
ものすごく面白い。
AKB48をモデルにした
GMT47というアイドルグループを、
恋愛スキャンダルで
辞めていくメンバーがいたりする。
宇野常寛氏はこの展開に異を唱え、
AKB48にはスキャンダルを
逆手にとって活躍したメンバーが
頂点に君臨したのだから、
「AKB超えられぬGMT」
としているが、ナンセンスだ。
『あまちゃん』には、
最近のAKBが失いつつある
「物語」がある。
釈然としない「まさか」の展開は、
「現実」の世界にいくらでもある。
原発の再稼働一つとっても、
非倫理的な「まさか」の「現実」を
受け入れさせられるのが
「現実」というものである。
そこには爽快な「物語」がない。
大衆がつくる「現実」はシラケるのだ。
宮藤官九郎が創る『あまちゃん』は、
あらためて「物語」の感動を
再発見させてくれる。
楽しみが一つ増えた。